ビビっとマックスセット タカラトミー 2021年12月29日発売 2,750円(税込)
こちらは2022年まで続いたガールズ戦士シリーズ5作目、キラメキパワーズの強化フォーム変身用アイテムです。
発売からおよそ3年経ってしまいましたがデータとして残しておきたいと思います。
セット内容は認識用のキラパワメモリー5個と、金色のハート型の武器強化用カバーがセットで
こで単品だと遊ぶことができません。
キラパワの強化フォーム「ビビっとマックス」が作中にて本格的に登場したのは2022年3月。
2ヶ月以上前に先行発売していたという事になります。
ラブパトが年を跨いで発売したピョコハートがいま一つだったからキラパワ玩具は2021年内に発売しておきたい!という気概を感じる。
こちらがセット内容
歴代のガールズ戦士のメモリーとビビっとマックスへの変身用メモリー。
作中では歴代のガールズ戦士メモリーとステッキを集め、中ボス・クラリス戦に挑み、
戦いの中でビビっとマックスに変身したという流れでした。
対クラリスセットと呼んでも良い気がします。
こちらをキラパワチェンジにセットするとビビっとマックス変身時の軽快な音楽が流れます。
SDカードモチーフのアイテムだから仕方ありませんが、特別なアイテムなのにプリントアイテムの域を出ない点が残念です。
ミラちゅーの強化フォーム用ジュエルは宝石のようなカットが入っている特別なものだったし
マジマジョは変身・強化フォーム共にメッキ仕様だったし
ファントミの変身アイテムは特別なリングで、パワーアップ用のキズナキーも他のキーと違う特別仕様でした。
ラブパトからカードになってしまい、5年目のキラパワではシールが貼ってあるSDカード型玩具…。
せめて特別にキラキラしたホロ入りのSDカードとか、メッキ仕様なSDカードにしてほしかったです。
…SDカードが現代女児の憧れのアイテムであるのかは謎ですけど。
最推しのミラちゅーメモリー!
ガールズ戦士のメモリーはキラパワチェンジにセットすると強制的にキラパワ4人が各作品の色替え武器を手にしている写真に変わります。
ガールズ戦士シリーズには一作ごとに思い入れがあるのでセット後にキラパワの写真に変わらないで欲しかったかも😅
そして色替え武器に関してですが、ミラちゅー・マジマジョの武器は発売しなかったし、
ラブパトのキラパワウィングに至っては存在すら抹消されてしまったので
玩具オタ的には物悲しさが漂います。
バトンとリボンに取り付けられる付け替えパーツ。
本品は特別な思い入れがあるミラちゅーメモリーと、このハートのパワーアップ用パーツのために購入しました。
バトンのドンパッチみたいなカバーは取り外すことが出来て
↑これ
ここにこのハートの付け替えパーツを付け替えてパワーアップする事ができます。
うわー!!可愛い!
バトンもリボンもこちらが真の姿だと思います!(リボンはいつか写真撮影したら追加で掲載します)
本音を言うと、ゴールド塗装ではなくメッキ塗装にして欲しかったけど😂
バトンもリボンも標準装備のプレートが男児向け玩具○○ブレードの付け替えカバーパーツみたいだったから
カワイイより格好いい寄りになってしまっていたけれど、ようやくカワイイ方に傾いてくれました。
セットしてもバトンの音声が拡張されるとかはありません😓
ちなみにキラパワリボンにもセット可能です。いつか写真撮ったら追加致します。
当初からこのブログでも女児向け作品としてのキラメキパワーズに疑問や懸念がある事を書いてきましたが
作品が終わり時間も経ち、もうそろそろ大丈夫かなと思うので感想やメタ的な考察を書き記しておこうと思います。
以下はネガティブな感想も含んでおりますので、苦手な方や興味無い方は以下は読まれないように。
キラパワは2021年7月より30分番組としてスタートし
2022年4月より放送枠が30分から15分に縮小されてしまいました。
長い事女児向番組追ってますが放送期間中に放送時間が半分に削られる事は初めてです。
2期目から放送時間が短くなるとかは有りましたけど…。
もう半分の15分の枠で新コンテンツの「リズスタ」がスタートしました。
キラパワはせっかくのクライマックスなのにOP、ED、と変身・技バンクも入ると本編が恐ろしく短い😂
最後まで30分番組として視聴したかったです。。
そしてリズスタも肝心のスタートアップの時期なのに、30分番組と比べて
十分にコンテンツの魅力をアピールする事が難しい状態で、ダンスバトルは次週!みたいな事が続きました。
これに関して、いち玩具オタとして考察させて頂くと
第一に、ラブパトから放送開始を7月にした事が大失敗だったという結果だと思います。
クリスマス後1ヶ月で最終回を迎えるプリキュアより、半年以上続くガールズ戦士玩具の方がプレゼント用に選ばれると踏んで
夏開始にズラしたのだと思うのですが、これによってクリスマス後がキツくなってしまった感があります。
シリーズ前半にしか玩具の売り時が無く
ピークを過ぎた後半に、一番勢いがある時期のプリキュアに太刀打ちしなくてはならなくなりました。
結果ラブパトの後半キーアイテムの女児向け変身ベルトは今だに大セール中で
キラパワは高額な箱物は避け歴代ステッキの色替え版を3種打ち出しましたが無事発売したのは1種という結果に😓
発売しなかった2種は予約段階で発売中止になるという魔女っ子玩具史上前代未聞の事態になりました😭
2021年の半導体不足に加え、予約数が想定以下の更に下で半導体を回してもらえないレベルだったのだと思われます。
そして2022年1月後半頃にはキラパワ玩具はワゴンセール行きとなりました。
玩具オタとして、様々な女児向け番組の玩具を購入してきましたが
どんなに人気が失速しても、番組終了1か月前までは玩具ってそこまで値下がらないです。
キラパワの玩具が半値近くまで値下がり始めたのは放送終了の5か月前。
ミュークル1期の玩具がドンキに流れてきていましたが1期が完全に終わってからでした。
放送期間がまだ十分に残っているのにワゴンセールになる事は珍しかったです。
では何故キラパワの玩具が異例の早期ワゴンセール行になってしまったのかというと
キラメキパワーズがメインターゲット層のトレンドになれなかったという結果が、かなり早期に出てしまった事が考えられます。
太陽の勇者と月の癒し手と炎のバトルマスターと雪の魔法使いが姫を助ける為
悪の魔女に立ち向かい強敵・闇の四天王を倒し日々のクエストをクリアしてゆく…というストーリー。
キラメキパワーズは大人目線では面白いです。
それと、演技力も歴代最高レベルで特にキラリとマックララ様はかなりハマり役だったと感じました。
しかし残念ながら肝心の玩具を購入する3~6歳までのメインターゲット層の女児には
RPGアドベンチャー用語や格ゲーの戦闘画面みたいなものに馴染みはなく、憧れの対象として響きづらいと感じました。
1話冒頭に中世の戦士風衣装を纏ったキラリが「闇などキラッキラにキラめかせる!!」と宣言し
剣でドラゴンと戦い、画面外のプレイヤーとしてのキラリが「太陽の勇者最強~ッッ😍」と大興奮するシーンがあります。
この時点で過半数の女児が自分を楽しませる為のコンテンツではないと見切りをつけていると思いました。
何故なら競争相手であるプリキュアやディズニープリンセスよりも「剣で竜を倒す勇者」に憧れていて
自分もそうなりたいと思う女児が限られてくるからです。
開始早々、大半の女児が主人公・きらりに感情移入出来ない状態になってしまっています。
女児ってゲームをしたとしても、すみっこぐらしとかカービィとか職業体験系(どうぶつ病院とか)では…🤔
4歳の女の子の何割が「隠しダンジョン」の意味合いが分かるんだろう?
意味が分かるごく少数のキッズに対しても、隠しダンジョンが異世界感ゼロの
どっかのホテルのロビーみたいな所で更に意味不明な事になってしまっていますね。
最終局面にてキラリの証言でいきなりその存在が提示された「光の勇者」はゲームのプログラマーで
開発中のゲームのプログラムをマックララによって書き換えられてしまったから
自分自身を光の勇者としてゲームにプログラムし、先にマックララと戦っそうです。
…このエピソードも3~6歳までの女児らに理解しやすい&興味を惹くものとは思えませんでした。
個人的にはガールズ戦士の先代キャラはミラちゅーの柚原さんや、ファントミクイーンのように女性キャラであって欲しかった。
あとバトンの記事でも書きましたが、仮○ライダーエグ○イド風の意匠を端々から感じました😩
これはとても残念でした。
歴代のガールズ×戦士は純粋に女児を楽しませたり、憧れの対象を追求するような作風だったからです。
アイドル活動している女の子達が可愛い寮で暮らしながら、実は音楽を守る為に戦っていたり、
魔法戦士の女の子が日常でもステッキで魔法を使ったり最終的に魔法の国のプリンセスだったり
インスタが趣味で実家がパティスリーの女の子が実は正義の怪盗だったりと
とにかくメインターゲット層の憧れを再現したような設定が徹底されていましたが
ラブパトあたりからレンジャーものみたいな色がだんだん濃くなってきました。
それでも日常がしっかり描かれていたり、可愛い系のフォームチェンジやファンシーなデザインの秘密本部、
敵を激弱に設定しバトル感が薄らいだ事で女児向けとして違和感無く仕上がっていました。
今作は玩具からDJ風の音声が流れたり、キャストもエ○ゼイドに出演歴がある方だったり
仮面ラ〇ダーOOOの下級怪人の名前がヤミーで、今作と同じだったり
いきなりねじ込まれた「光の勇者」がシン仮面ライダーのライダー2号役の柄○佑さんだったりと
とにかく制作陣の偏った趣味を感じました。
www.google.comコスチュームの胸部のデザインもエグゼ〇ドにそっくり。
それでも、ターゲット層の女児に受ければ全然問題無いと思っていました。
これを思わしくない私のような老害玩具オタの感性が時代錯誤であり
大多数の女児は潜在的に仮面ライ○ー風の方が格好良くて好きなのだと。
しかし玩具業界の情報誌にて9月時点でキラパワは苦戦していると名指しされてしまい
一番の売れ線である変身アイテム『キラパワチェンジDX』は初登場64位という散々な結果に。
参考までに、ライバル視されているのプリキュアのトロピカルパクトは2021年の女児向け玩具売上1位でした。
そして5か月前からの異例な玩具の値下がりを見ると明確に受けなかったという結果が出てしまっていて、やるせない気持ちになります😩
キャストの女の子達は人生懸けてキラパワに挑んでいると思うからです。
歌もダンスも演技力も最高なのに、売り手側が戦略を間違えたばっかりに玩具の商業成績は奮いませんでした。
男児物の作風を女児向けで展開してるキラパワが好きなんだ!って方もいらっしゃるかとは思いますが
メインスポンサー(タカラトミー)は商売で番組を作っていて、キラパワには玩具売上で成績を残す使命が第一に有る訳で
多数の子供にとってジェンダー啓発作品ではなく、玩具課金に繋がるエンタメ作品である必要があります。
玩具購買層ではないごく一部大人に称賛されても肝心の『玩具を買う層』に対して刺さらなかったら
ガールズ戦士というコンテンツにタカラトミーは出資をしません。
ガールズ戦士がシリーズとして終了してしまった要因の1つは玩具が売れなくなってしまったからだと思います。
タカラトミーは上場している玩具会社なので、現代の女児の興味やトレンドをしっかり調査・把握していると考えられます。
なので、この結果を踏まえると3~6歳の女の子の関心事の上位がRPGアドベンチャーゲームや〇面ライダーでは無い事も
企画段階で当然把握していたと思います。
従ってこの作風が純粋に女児人気を狙ったものという事は考えにくいです。
では何故仮○ライダーに寄せたのか勝手に考察すると、ガールズ戦士初期2作は
過去に男性向けメディアで活躍した小野真弓さんや篠田麻里子さんを起用し
お父さん世代に訴えかけるような狙いがあった、みたいな記事をどこかで拝見したんですよね。
今作も前田敦子さんが起用されているので父親取り込み作戦は続行中だと考えられます。
大人になっても特撮が好きでエ〇ゼイドを観ていて
現在は女児の父親になっている層を狙っていったって事なのかな…と。
大人の男性の特撮オタは普通に玩具買うので、その層を取り込む事で
より確実に玩具の購買に繋げようという狙いがあったのではと予想してます。
ファントミトリック→キラパワトリックみたいな、同じような過去作玩具のリメイク復刻を
仮面○イダーもやっているんですよね。商品展開も似せています。
それに加え、仮面ライ〇ーにまだついて行けない理解力の男児もターゲットにしているような気がします。
番組の視聴者の間口を「男性」まで広げる狙いがあったようにも思います。
他に何か理由があるか、考えを巡らせてみましたが
「女児だって男児向けテイストが好きで良い!」という既成概念を開放する為の擦り込み的な意味合いが有った可能性も…?
その時点でターゲット層を玩具を購入頂く「お客様」ではなく教鞭の対象にしてしまっているので玩具課金に繋げる事は難しいです。
これまでの4作のガールズ戦士が好きだったキッズの両肩掴んで
「可愛いではなくカッコいいを好きでも別に良いんだぞ…!」と訴えて喜ぶとでも本気で思っていたのだろうか?😓
似た事をプリキュアも18年前にやっていて、殴る蹴るの格闘メインの男児向け傾倒路線は3年で顕著に鈍化し
4年目から別路線に切り替わってスティックで攻撃したり恋愛描写が入ってきます。
それに男児向けテイストが好きな女児は我慢して女児向け番組なんか観ずとっくに裏番組観てます。
男児向けテイストが好きな女児舐めんな!👿
これまでのガールズ戦士が好きで応援していたキッズの期待に応えようとする姿勢は感じられません。
エ〇ゼイド風である事に何の狙いも無かった場合、これもバトンの記事で書きましたが
やはり一部製作者の仮〇ライダー愛の表現の媒介にガールズ戦士が使われてしまったというだけになります。
これまでガールズ戦士を応援してきた身としては至極残念です。
供給側がプロとして玩具企画・番組製作している以上、仮面ライ〇ー愛は趣味で同人作品でも出せばいいと思います😩
秘めたる仮面ライ〇ー愛ではなく、4年間培ってきたガールズ戦士愛を5年目の集大成として見せて欲しかったです。
あと勿体ないと思った事は前作のラブパトピョコハート以降いかにも低年齢向けソングが劇中に流れ出した事です。
らんららら~ぶ、ピョコッ!(ピョコッ❤)みんなで一緒に~♪とか
ビッ!ビッ!ビッ!ビッ!ビッ!ビッ!ビッ友!!
ビッ!ビッ!ビッ!ビッ!ビッ!ビッ!キラパワ!!
など。
ガールズ戦士シリーズって楽曲のレベルが非常に高く、どの曲も良質なポップスで
出演者が歌唱し踊る事により相乗効果で作品のレベルをグッと上げていました。
大人にも通用するクオリティを子供向けに展開する姿勢が良かったから女児にも受け、
商業施設ライブも超満員だったのに楽曲の低年齢化は悪手だと感じました。
女児は男児より精神年齢が微妙に高いので、自分よりも幼い子に向けたコンテンツだと感じたら興覚めしやすいのです。
女児向け玩具のマーケット規模は男児向けの半分以下しかないので
この手の番組に夢中になり玩具を買ってもらう女児の数が少なく、その期間はとても短いという事が分かります。
楽曲の低年齢化はさらにその期間を狭めてしまう気がしてなりません。
EDの『キミすき』とか超名曲だし、キメ技の時の曲もこれで良いんですけど😅
ミラちゅーのフォームチェンジでもOPのcatch me!が流れてたし。
商業施設でのライブが出来ないから保育園や幼稚園でみんなで歌って踊ってねって狙いがあったと推察されますが
そもそも憧れないと真似なんてしないから😓
あとサニー以外の変身シーンの音楽がキャラクター性に合ってない点も謎でした…、、
優しいサポート系のムーンが和ビートみたいな曲で
熱血猪突猛進系のファインがティーン向け洋楽みたいな曲で
控えめ参謀系のスノーがシャウト系ボカロみたいな曲でした。
あえてキャラクター性から外す事によって、彼女達の内なる一面を表現しようとしていたという事なのか
ただ単に踊れる格好いい曲を割り振ったのか真偽不明ですが
メインターゲット層の理解が及ぶ範囲で表現する必要があったと思います。
ファントミの変身音楽は結構合ってたように思ったのですがキラパワの変身音楽は
キャラクター性を掴ませる効果ではなく余計に撹拌させてしまう効果を感じました。
キメ技BGMが低年齢化したのに、変身BGMはキャラクター性から外した選曲である点は
狙い処がよく分からなかったです。
長々と書きましたが
・『RPGアドベンチャー風』が3~6歳のメインの層にとって憧れの対象ではなく掴みづらい
・端々から感じる裏番組の仮〇ライダーリスペクト。この要素が好きなキッズは普通に裏番組見てる。
・楽曲の低年齢化
そして以前に書いた
・去年コード読取不調でリコール騒ぎになり信用の無い状態でバーコード付き玩具を続けた
・ドラマ内で日常が描かれておらず「普通の女の子が変身して戦う」変身ヒロインフォーマットが崩れ
女児が感情移入しにくいレンジャー物みたいになった
これが異例の玩具の値下がりの原因だったと感じています。
追加戦士2人の紹介ムービーで
「キラパワは変身や攻撃がかっこよくなっていて今まで違う面白さが~…」と紹介されています。
制作側的にもキラパワは「カッコいい」を目指した作品だったようです。
それまでのガールズ戦士は可愛い作風の中で可愛いコスチュームを着た女の子達が
バリバリのダンスを踊るのがギャップ的魅力があったのに
キラパワもリズスタも格好いい系になってしまい、格好いい人がバリバリ踊るのは別に真新しく無いというか
ミラちゅーから開拓されてきた魅力が大幅に削がれてしまったように感じました。
この手の番組のプロデュースする人はガールズ戦士の事を好きで魅力を十分に理解している人なのか
疑問に感じてしまいました。
重ねて書きますが出演者の女の子達にはマジで一切の原因は無いと断言できます。
キラリ役の永山椿ちゃんの演技力には非凡な才能を感じました。
マックララ様の迫力ある演技も歴代のラスボスの中で一番好きでした。
キラパワが商業的には振るわなかった事と、別路線の新番組リズスタが始まった事は全く関係ないと断言出来ます。
玩具企画って1年前から練らないと間に合わないそうなのでキラパワ開始時にはリズスタの玩具の企画は動いています。
ガールズ戦士シリーズに区切りが付き、2022年からリズスタが始動する事は
キラパワ開始前のラブパト放送中には既に決定的だったと考えられます。
こう考えると、プリキュアの2月開始って女児玩具の販促的に最良の開始月だと再確認する事が出来ます。
プリキュア自体、5gogo!まで色々と研究しフレプリから現在に至るまで黄金の販売パターンを繰り返しているので
このプリキュアの販促パターンから外れれば外れる程女児向け玩具市場で結果を残す事は難しいと感じました。
他にもプリキュアの前例から学べる点があります。
プリキュアもRPGのようなアドベンチャー路線に舵を切った過去があります。
ドキプリの後半で3種の神器を入手すべくドラゴンと戦ったり
まほプリの後半、太古の昔に世界が分裂し魔法界と人間界に分かれた云々や
ラスボスである混沌の化身の眷属の封印云々などRPGゲームのようなストーリーが展開されました。
で、これらが女児に受けたかというと多分期待値に届いておらず番組後期に発売した
マジカルラブリーパッドもレインボーキャリッジも番組終了後大量に余っていました。
さらに過去、RPGアドベンチャーに少女漫画のロマンスとガンダムを足した
魔法騎士レイアースという作品がアニメとして放送されていてこちらも滅茶苦茶に玩具が売れ残ってしまっていました。
どのくらい残っていたかというと放送後10年経ってもオークションサイトに定価割れで
業者が大量出品していた位です。
作品自体は最高に面白いしクオリティも超絶高かったのですが作品を理解し楽しめる年齢が玩具を購入する3~6歳の層より高かった事が原因だと思います。
という事で、女児向けアニメでRPGアドベンチャー要素を展開した上で
3~6歳の玩具の購買意欲を刺激する事はとても難しいと感じました。
上にRPGアドベンチャーと仮面ライ○ーを思わしくない様に書きましたが
このコンテンツ自体は私は好きだし、偏見も無いです。
あくまでこれらの要素を3~6歳の女児向け作品で展開するのはどうなの?という事です。
私はRPGアドベンチャーに偏見はありませんし(ドラクエ・FF・mother・KH大好き!)
仮面ライ○ーとか書いてますけど、どれみの30分前から放送していたクウガを結構楽しんで観てましたから
コンテンツ自体を下げたい訳では断じて無いです😓
あくまでも4年間女児のときめきに寄り添ってシリーズ化してきた作品の集大成の5年目に
男児のときめきを反映させた作品である仮面ライ〇ーとゲーム要素を大量に混ぜるのはどうなの?
結局失敗したけど、結局これって誰得だったの?
演者の女の子は人生懸けて挑んでるんだから博打的に路線変更するの辞めてよ👿という事を訴えたかっただけです😓
これまでのガールズ戦士シリーズみたいに子供に大大大人気のシリーズであって欲しかった。
永山椿ちゃんと深澤日彩ちゃんの顔の写真がバーンと載ってる変身アイテムDXセット(定価6000円)が棚落ち商品として
ディスカウントストアに500円で陳列されホコリかぶってる現状にやるせなさを感じてしまう玩具オタでした。
ガールズ戦士シリーズが一旦終了してから2年半ほど経過しても完全に終了した訳では無いと信じていました。
コロナの影響で商業施設での密集したライブが大々的にやりづらい状況なのかな…
なので落ち着くまで休止させているのでは…と。
1段目のミラちゅーが、全国各地でライブして圧巻のパフォーマンスを見せつけた事が
番組後半の爆発的ヒットの要因だったと思うので
ライブ不可能の状態でこれまでと同じ水準の成績を出す事は難しいと考えられます。
ほとぼりが冷めた頃、もしかして…と淡い期待をしておりましたが
タカラトミーが「プリンセッションオーケストラ(略称プリオケ)」というアニメを温めてたようで
こちらも変身ヒロインものみたいなんですよね。。
カニバるので絶対にガールズ戦士とプリオケは同時進行しないでしょう😓
5~10年位経って忘れ去られた辺りでまたガールズ戦士がまた始動してくれる事と祈ってます。