PROPLICA ムーンカレイドスコープ BANDAI 2021年7月27日発送 17,600円(税込)
劇場版「美少女戦士セーラームーンEternal」のアイテム「ムーンカレイドスコープ」がPROPLICAより発売しました。
カレイドムーンスコープではなくムーンカレイドスコープです。
リメイク版のセーラムーンは基本原作基準になっているので、このカレイドは原作基準のカレイドという事になります。
こちらが本体。
造形がめちゃくちゃ良いです。
PROPLICAシリーズらしく全体的にかなり美しく仕上げてあり、大人のコレクションアイテムと呼ぶにふさわしい出来になっています。
全長50センチ越えなので存在感が半端無いです…!
90年代版と比べて全体的なカラーリングが白×金に変更されました。
写真では分かりづらいですが、白い本体部分は全体的に薄くパール&オーロラ塗装されいます。
分かりやすいように明るさと彩度を調節してみました。
単なる色替えではなく、計7か所金の丸ビーズのリング的な造形に変更されました。
こちらが90年代版PROPLICA
90年代版がかっこいい版だとしたらこちらは神聖版といった雰囲気です。
今回特に凄く良かった点はこの中央の発光部。
光り方が良いという訳ではなく光ってない時が素晴らしいです。
写真の通り、光っていない時にLEDがモロ見えしません。
本物感がより強くなりました。
90年代版のPROPLICAカレイドだとこのように光っていない時もLED丸見えでした。
このLEDが見えない技術、マジックミラーみたいな事かな?
コズミックハートコンパクトをこの技術でリメイクしてくださいませんか😂
発光のギミックは、90年代版PROPLICAの時と同じく電池変えても光りが弱く
部屋を暗くしないと光っているのかもよく分からなかったです😂
室内の電気消して撮影してコレ。
ぶっちゃけ肝心の光り方もミラちゅーの白カレイドファイナルチューンタクトの方がグラデーションで綺麗でした。
単四電池3本使用する↑と、ボタン電池3個のムーンカレイドで光りが違う事は仕方ないかもしれませんね😓
PROPLICAの場合、造形の都合上電池は基本ボタン電池なので本品のように発光部が大きいとどうしても光が弱くなってしまいますね。
箱裏側
箱表面
本体写真に艶々加工がしてあります。
文字が箔押し。
台座に細かい星の模様が入りました。
裏面。
PROPLICAらしく裏まで徹底して電池蓋やスピーカーがありません。
玩具フェチ視点。
上からのアングル凄く良い🥰造形の良さが際立ちます!
総合的には好印象なアイテムなのですが、展示品よりメッキが削減された事は残念でした。
このムーンカレイドスコープ、持ち手の外周の金色の部分がゴールド塗装ですが
お披露目された2019年の魂ネイションの時はメッキでした。
下記ツイートから確認する事が出来ます。
【魂ネイション2019開催中!】
— 魂ネイションズ公式/魂フィ (@t_features) 2019年10月27日
ベルサール会場では、PROPLICAシリーズで新作の劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』のムーンカレイドスコープ、クライシスムーンコンパクト、ちびムーンコンパクトの“Eternal edition”を参考展示!Figuarts miniも♪https://t.co/Ll4p7MZD95#t_n2019 pic.twitter.com/vfriwhaAKN
発売しただけでも有難いのですが、明らかにダウングレードしているので何だかなぁ…、、
値段をあと2千円上げても良いから展示品通りに商品化して欲しかったです🥺
あと開封して一番最初に思った事はメッキが黄色い!って事です😂
ここまで黄味が強いと金メッキではなく黄メッキです。
聖杯の再び。
←黄色い聖杯
ここ最近はPROPLICAシリーズお馴染みのメッキを黄色にしないと気が済まない症候群が抑えられていたのに…
色味を押さえてこんな感じに通常の金メッキにして欲しいんですけど。
無印のブローチが黄メッキの餌食にならなくて本当に良かった…😢✨
写真屋で色味をいじくってみました。
黄色の明度を上げて、更に色味も黄土色系からオレンジ系に。
←クリスタルカリヨンに色味を合わせてます
元画像はこれ↓(実物)
うーん。どちらが好みかは感性によると思います。
この独特の黄メッキはPROPLICAと同じ魂ウェブから展開されている黄金聖闘士と同じようなカラーです。
www.google.com色担当している人同じなのでは?と思うほど黄メッキ。
色味がピンクから重厚な赤黒い色へ変更されたり金メッキが黄金聖闘士だったり、、
PROPLICA当初から細部に男性向け作品の玩具で培ったノウハウを感じます😰💦
この点においては好き嫌い分かれそうですが
昔の女児向玩具が好きだったからこそ今でも玩具集めている身としてはあんまり好きでは無いです…、、
もしかして、マジものの貴金属のゴールドの色とかが参考元だったりするのかな?
確かにマジの金ってイエロー強めなんですよね、、
www.google.comだとしたら、それを玩具のデザインに持ち込む事が意味不明過ぎる😂
女児向玩具において原作者が作画したアイテムが
そのまま1/1スケールでギミック付き玩具として発売する事はほとんどありません。
漫画からアニメ化する際、漫画版の意匠を汲み取って製品版として再デザインされて商品化します。
昨今ではメディアミックス前提で企画が進められる事が一般的になりつつあり
玩具のデザインが先行して出来上がっていて、それが漫画版でも作画される…といった流れのものが殆どです。
(ふたご先生版プリキュア・漫画版ミラちゅー・プリパラ・プリチャンなど)
根強いファンが買い支えると原作者デザイン版までもが玩具として発売されるというケースが出来て嬉しいです。
劇場販売された真鍮製クリスタル・カリヨン、3万の万華鏡(私は未購入)に続き
立体物が好きな原作ファンにとってはたまらないグッズだと思います。
原作版の玩具化の波はまだ続いていて、今予約しているクライシスムーンコンパクトも原作基準のeternal版です。
原作も好きだけど、個人的に玩具として一番愛着があるのはやはり90年代アニメ版…!
という事で、90年代版のクライシスもPROPLICA化希望します😂💦
ちびムーンコンパクトが90年代版で、クライシスがeternal版ってチグハグすぎる😭
90年代版のPROPLICAカレイドはかなり高騰していますが、買い逃した方がこのムーンカレイドを買って大満足できるかというと微妙です。
かなりテイストが違うし、音声もさほど愛着の無い映画版の音声が流れます。
これは愛着が湧かない程に映画が微妙という訳ではなく
子供の5年間という途方もなく長い時間、毎週お決まりの映像と台詞を骨の髄まで刷り込まれた効果は絶大だという事です。
従って、クリスタルスターとキューティのリメイク版PROPLICAみたいな
買い逃がしてしまった方も満足できるタイプの商品では無いと感じました。
これと並行して、90年代版のカレイド再販して欲しかったなぁ…色を変えて。
わーん、PROPLICAの赤っぽいカラーより傘の濃いピンクなカラーの方が可愛いよー pic.twitter.com/6NXgZ0kJBx
— ちずる (@sc_mg_toy) 2018年7月19日
香港の傘の方が当時のアニメや玩具版のピンクと近い😂
劇中小道具謳った商品なのに、赤ってどういうことなの😂
…長くなりましたが、要約すると
「原作版」の玩具化は喜ばしいし、製品として出来は良いけど
光り方が弱い点と、メッキの削減、そして黄味が濃すぎて色素薄い系の神聖さが薄れる点が少し勿体なく感じました。
以上、当ブログで紹介している玩具の定価の高値を更新した1品『PROPLICA ムーンカレイドスコープ』でした。