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プリキュアミライパッド&メモリアルキュアクロックセットとハグプリ感想

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 おしごといろいろ!プリキュアミライパッド&メモリアルキュアクロックセット BANDAI 2018年9月19日発売 13,824円(税込)

ハグっとプリキュアのフォームチェンジ&必殺技アイテムでクリスマス商戦用おもちゃです。
ミライパッド単体は3月ごろに発売しておりましたが
これにカバーを装着したら最終決戦兵器になるなんて思いもしませんでした(笑)

という事でまずはミライパッド

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プリキュアのパットって液晶のフチが黒いのですが毎度これで可愛さが削げるので勿体ないと思ってます…。
写真ではミライパッドのミライクリスタルが付いている状態ですが様々なミライクリスタルをはめて遊べます。
遊んだ感じ、フツーに液晶アイテムって感じです。タッチで操作可能。
下のピンクのボタンが可愛いです


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ラインストーンの形に凹凸の造形がされていて下地がカラーのホログラム。
プリキュアのおもちゃにしては結構凝ってるな~と思いました!

 
タッチペンは脇に刺せます。

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 レッスンパッドのタッチペン、可愛かったので
ミライパッドのタッチペンももう少し凝っていて可愛いものだったら良かったのに(^^;)

sc-toy.hatenablog.com
レッスンパッドで満足していたのでミライパッド単体だったら購入を見送っていたかなと思います。

次はメモリアルキュアクロックです。

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メモリアルキュアクロックは単体だとカバーなので見栄えしないというか、パーツ感が否めませんね(^^;)
便座カバーって呼ばれてるそうで(^^;)
た…確かに見える(^^;)

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一応クロックっぽく数字の造形があります。

 ミライパッドに装着したらこんな感じです

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おおおー!
大きめのハートのラインストーンが6個もついていてキラッキラです!

装着すると

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画面の中のキュアエールがマザーハートスタイルに変化します!

 ちょっと気になった点は

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ミライパッドとメモリアルキュアクロックのピンクが若干違う…
写真だと分かりづらいからもしれませんがミライパッドの方が濃いピンクです。
何となく、私の感覚的な問題かもしれませんが同じ色で合わせて欲しかったかも…

このおもちゃを購入した理由の大部分を占めるのがメッキのミライクリスタルです!

 

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左 ミライクリスタルチアフル
右 ミライクリスタルマザーハート

一応設定上はマザーハートの方が最終形態への変身用ですがチアフルの方が強そう(^^;)
チアフルの5人のハートの部分もメッキかクリアパーツにして欲しかったです…!
そしたらもっとキラキラだったのに…!
これにてとりあえずメッキのミライクリスタル収集は一段落付きました。
残る「ミライクリスタルホワイト」ははぐたんのぬいぐるみの付属品で
さすがに人型ぬいぐるみを持て余すのはちょっと(^^;)って事で見合わせようかな。
ブルー・イエローと一緒に売って欲しかった(^^;)

 

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 ミライパッドのミライクリスタルはメッキ塗装だったら最強に可愛いのになんでゴールド塗装なの…( ノД`)


以上、ミライパッド&メモリアルキュアクロックセットでした。

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プリキュアのパッド系アイテムの中では一番キラキラしていると思います。
5年前に発売したマジカルラブリーハープに似ている印象でしたが
タッチ操作できたりカバーを被せても遊びの幅が縮まらないので進化を感じました!

sc-toy.hatenablog.comちなみにマジカルラブリーハープは被せた時点でラビーズ装着できなくなるし
ハープ演奏遊びになるし何とも言えない仕様でした(^^;)

 

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ハグプリのおもちゃはピンクが基調のものを購入してみました。
メロディソードとツインラブギターの購入は未定です。
収集アイテムのミライクリスタルもメッキ塗装で可愛かったです!
リンクルストーンの時みたいに頑張って収集しました。
新シリーズ・スタプリのスターカラーペンはあんまりグッと来なかったので
何年か先にまたこんなキラキラで可愛い収集アイテム来ないかなーなんて思ってます!


以下はハグプリの作品に対しての感想(長文)です。

玩具に関係ないし興味無い方、ハグプリに関してネガティブな感想は少しも観たくないし認めないという方は
これ以上読み進めないようにお願いします(^^;)

 



ハグプリはかなり見ごたえがある作品でした!
敵のクールなアンドロイド・ルールーがプリキュアに変身したり
いきなり初代プリキュアの2人が登場し、さらに秋頃に今までの全シリーズのプリキュアが登場したり
ラストバトルでみんなプリキュアに変身したりとエンタメとして純粋に面白かったです。
あと川村敏江さんのキャラデザが美しかったです!
プリキュア5、スマプリのコスチュームは各キャラ細かい部分で違う所はありますが基本色替えだった事に対し
ハグプリの変身後のコスチュームは各キャラの個性が活きていて素晴らしいデザインでした。
個人的にキュアアンジュのデザインが特に良かったと思いました。

作風としては“ママの心をハグっと”プリキュア…って感じ?子供向けに寄せるのではなく
親御さんをファンに取り込もうとしていた要素を随所に感じました。
先生の奥さんの出産話とか、はなのお祖母ちゃんの和菓子屋のお話とか…
子供が楽しむためのお話ではなく大人目線というか。
大人としての自分は「なんていい話…( ;∀;)」とじーんとしながら視聴しました!
妖怪ウォッチ苦境』の記事で読んだのですが子供の消費マーケティング戦略において
まず実際にお金を出す親(大人)に好かれるコンテンツである事が重要らしく
プリキュアを観る子供の親御さんに好かれるための工夫を感じました。
子供の消費行動にとって大人は門番的な役割があるそうです。
実際にお金を出すの大人だし子供が楽しむ事より『プリキュア』を大人に好かれるコンテンツにする事にとても賢明だと思いました。

ここからが自分的に微妙だと感じた部分です。

■ハグプリが訴えてきたメッセージ性について
未就学児位だとアンリ君のジェンダーに関する問題提起(性別に関係なく好きな格好しても良いじゃん!)位は良いかなと思うのですが
帝王切開・産み方によるヒエラルキー形成問題を『プリキュア』で伝える事はさすがに疑問を感じました。
この問題が今の子供達が大人になる頃に残ってたらこの国おしまいなんじゃないの?(^^;)と思うのです。
これは未来に委ねる問題ではなく今すぐ消さないといけない事ですよね(^^;)
この問題を今現在の未就学児に伝える事の必要性ってあるでしょうか。。

やはり全体的にバトルヒロインもの作品でメッセージを伝えるって難しいと感じました。
如実に感じた話は先生の奥さんの出産話。
先生の奥さんが出産した段階で感動のドラマとしては終わってるのにそこから敵が出現して変身して撃退する流れでした。
この話でバトルヒロイン要素が完全にお荷物だった様に思えました(^^;)
おジャ魔女どれみみたいなフォーマットの作品だったらあんまり違和感無いと思うんですけど
バトルヒロインもの作品だと敵がストーリー上の「解決すべき問題」に絡んでいないと少々苦しいな…と。
敵ではなく邪魔者になっちゃうんですよね。

それと『勇気ある・踏み込んだ作風』と言われつつ
「未来=赤ちゃん」「赤ちゃんを産む事は素晴らしい!」
という母性や女性の出産を礼賛するメッセージはとうの太古の昔から提唱されていた不変的な価値観ですよね。
きっとこのメッセージを受け取った未就学女児は感化され
赤ちゃんは未来!たとえ社会進出しても女性なんだから未来を絶対産まねば!と人生の目標が定まった事でしょう。
確かに素晴らしいメッセージですが、個人的に出産とは子供向け番組に触発されて選択する事では無く
その価値観を強要される事でもないのでは?と思いました。
ラストのはなのリアルな出産シーン、これを保健体育すら習ってないであろう未就学児に「伝えたい!」という姿勢にちょっと引いちゃいました。

従ってメッセージ性に話を割くのではなくキャラクターをもっともっと深く欲し下げて欲しかったです。
石橋を叩いて渡るどころか叩きすぎて壊しちゃうようなキャラのえみるが後半は普通な感じになっていたし
クールだったルールーはヨダレ垂らすタイプのグルメキャラに変貌していたし
アンリとえみる兄もいつの間にか超大親友だったし…
どのキャラも個性的で魅力的なキャラクターだったのでのキャラクターのドラマに時間を掛けて欲しかったです。
 

■明確に描いて欲しかった敵の動機
敵のボス、ジョージ・クライの回想がモヤっと出てくるのですが
明確に言及されなかったというか…
恐らく未来でジョージは『はなを何らかの理由で失う→時間停止したい』という思考に辿り着いたのかな、と思うんですけど
二人の具体的な関係性、そしてジョージは何故はなを失ったのかよく分からなかったです。
ジョージがはなにフられたのか、はながプリキュアとして敗北したのか、はなが交通事故にでも遭ったのか?
ジョージはパップルとデキてたっぽいので、はなとの関係は夫婦では無かったと信じたいです
敵の戦う具体的な理由は主人公の戦う理由と同じくらい大切なものなのでしっかり描いて欲しかったです。

ラウムさんも過去に色々あったようで、ルールー開発前に子供が居たっぽい?金髪の女の子の写真がありましたが
その写真について説明はありませんでした。
恐らくその子を失って、それが発端でアンドロイド製作に着手した、と予想できますが
設定として存在し、匂わせる程度で明確な言及を避けるのであれば
そもそも描かない方が良かったと思います。
発明家のおじさんがアンドロイドを作ったけど思った通りにならなかった、で十分だったような…。

2点とも、もし物語が暗くならないように劇中ではあえて描かなかったのならば
子供向け番組として描ける内容でストーリーを組み立てる必要があったと思いました。
誰にどのように楽しんで欲し作品なのか、の前に
「こんなストーリー書きたい!メッセージを伝えたい!」という要素を強く感じてしまいました。
これを良しと捉えるかどうかは個々の感性に委ねられるものかと思いますが
私は経験上(後述します)あまり良く捉える事ができませんでした。

 

ハグプリは商業成績的に良かったそうなので魅力的なキャラクターはきっと子供達にも受け
メッセージ性ある重厚なストーリーで親御さんに訴える作戦は大成功だったのだと思います。
ラウム作のタイムマシーン列車に乗って帰っていった面々は
クライアス社のあったパラレルワールドの未来に帰っていった…って事ですよね。
はな達が未来で再び出会う彼等は、あの時未来に帰った彼等とは違う訳で…
本当にお別れだったんだと思うとちょっと切ないです…。

ハグプリを観て育った層がどのような価値観を持つ大人になるのか楽しみですね。
子供向け番組としては難しい気がしましたが(^^;)



さて、メッセージ性が先行している作品を好意的に受け取れない理由ですが
純粋に私が子供の時に楽しく感じなかったからです。


私が子供の頃ドラえもん地球環境問題を訴えまくっていて。
裏山がゴルフ場になるという話題から発展し、
こんな便利な生活していたらいつか地球が大変な事になるぞ!みたいな内容だったと記憶しております。
私にとっては悪くないのに脅かされている、叱られている気分になり全然楽しく無かったです。(個人の感想です)
あの時の子供が育って大人になった今現在では
90年代に比べて温暖化とか地球環境問題についてみんな関心が無いように思えます(^^;)
全然解決していないし(^^;)
地球環境問題なんかよりコンピュータペンシルでズルをするか否かとか独裁スイッチの話とかの方が
ずっと心に残り大人になるまで思考に影響を及ぼしていると思います。
これはドラえもんでないと伝えられないメッセージだと思います。

老後の働き方も少子化も子連れ出勤もハグプリが訴えていた内容に凄く賛同するし
本当にそんな社会になれば良いと心から思います。
でも現代社会が抱える問題を子供に託す事や伝える事って本当に『プリキュア』にしか出来ない事なのかな…。
プリキュアにもプリキュアにしか伝えられない何かがあるのではないでしょうか。

このような考えでは私は「作品の外にある問題を作中に落とし込んだ」みたいな作風があまり好みでは無いです(^^;)
その作品にしか伝える事が出来ないメッセージこそが作品の価値だと思うからです。
5千字をこえる記事となりました…!ここまで読んで頂きありがとうございます。

お疲れ様です。