トリプルダンスハニーバトン BANDAI 2014年4月19日発売 4,860円(税込)
…改めて定価を確認して「高っ!」っと感じてしまいました。
ハピネスチャージプリキュアよりキュアハニーの武器「トリプルダンスハニーバトン 」を紹介致します。
購入した理由は番組終了間際で少し安くなっていた事と
ハピプリのキービジュアルを見た時から一番注目していたアイテムだったからです。
割と酷評なのでネガティブな意見が苦手な方はここから先は読まない方が良いと思います。
キービジュアルを見た時に可愛いバトンのアイテムが描かれていたので期待していたのですが
製品版の写真をみたら柄が太い!
この柄の太さについては発売前にこの記事でも嘆いている事なのですが…
パッケージを見て分かるようにバトン・マラカス・リボンの3つのモードで遊べる事が分かります。
でもバトンもマラカスも新体操のリボンも持ち手の部分はこんなに太くないのです!
太いと子供も握りにくいし、ビジュアル的にもバランスが悪いし、なんでこんなに太くしたのでしょう…
ダサいです。
もう一つ、決定的に許せない所があります。
ここで注目して頂きたい所は
マラカスモードの時、イラストではハニーが持っている分裂したバトンが同じ長さなのですが…
製品版は長さが違う所です。
これが嫌。バランス悪いにも程がある。
この右側の短い方ですが…
↑こちらは実質プラスチックの塊です。何のギミックも無いですし光りません。
パッケージにも書いてあるのですが・・・
手抜きだな~…と…思いました。一応定価4860円なんだから両方光らせましょう。
それと柄の部分ですが凹凸はあっても色分けされていなく手抜きっぽく見えます。
残念ながら「凹凸はあっても色分けされていないから手抜きっぽく見える」はプリキュア玩具の全体に言えることなのですけど・・・
実質こちらが本体。定価から占める割合として↑これが実質4000円位とみて良いでしょう。…高すぎる。
光ったり鳴ったりする方はこちらのパーツのみになります。
これを見てマラカスに見えるでしょうか。私には見えません。遊び方にも若干ムリがあるなーと感じてしまいました。
長さが左右合うように真ん中にジョイント部分をずらすか
接合部を目立たせたくないなら↓ここも取り外しできれば良いのに。
この場合もう一つ接合部が増えるのでコストが掛かると思いますが4,860円というお値段設定ならこれ位やりましょうよ。
バトンモード
太すぎて子供が回すのは無理ですね。
というか危ないから回さないように太くしたのかな~…
回されたくないならバトンというアイテムの玩具化はやめた方が賢明だと思いますが。
最初こそバトンをマイクにして歌っていたハニーですが最終的にはメンバー全員が歌って攻撃するスタイルになってしまった上に
普通にマイクのパワーアップアイテムが発売されちゃったり…
1年通してのキャラクターのバトルスタイル&アイテムの計画が甘いなあ…と思いました。
マイクになったりテレポートしたりできる万能アイテムは最初に登場させると後に登場するアイテムと能力が被る可能性があるので
取扱いに注意が必要ですね。
リボンモード
ヘッドを付け替えてリボンモードに。これが一番
電池が無くなってもリボン遊びが出来るし
私は元に戻せなくなりそうなのでリボンを袋から出す勇気は無いです
このおもちゃの数少ない評価ポイントは
リボンの付け根パーツに星の造形がある所でしょうか。
もう一つ、評価するポイントに「しあわせごはん愛の歌」が収録されている所と書きたいところだったのですが
これはハニーバトンではなく、曲自体が素晴らしいのであってこの玩具の評価点では無いので除かせて頂きます。
作中ではこのハニーバトンは技のデパートな万能アイテムとして描きかなり販促されていたにも関わらず
結構売れ残りが目立っていた印象があります。
全体的なギミックは↓このパーツを振ったら効果音が鳴って先端が光るというもの。パーツを付け替えたら効果音が変わります。
実質の本体はこの部分のみ、という所が買った後の満足度を著しく下げる要因になっていたと思います。
最小限の生産コストで最大限儲けようという!という魂胆が見え見えというか
こちらも連動して光るとか、交互に音声が鳴るとか…もう少しどうにかならなかったのでしょうか。
電池を両方に入れられるようにしたら可能だと思うのですが…
10年以上昔に放送していたコメットさんのバトン(定価は断然安い)と大して変わらないような
■総合的な感想■
玩具大好き大人の感想としては手抜き感や、分離した時のバランスの悪さが気になってしまう感じです。が、
子供なら案外気にならないかも知れないです…
放送終了した現在、お安くゲットできると思います。キュアハニー好きなお子様にオススメです。
でも、まぁ…
両側光らせましょうよ~
購入してくれたちびっこの為にも玩具会社としてベストを尽くしてほしかった!
以上、トリプルダンスハニーバトンでした。
商業成績的に振るわなかったシリーズ「ハピネスチャージ」の一人目の追加戦士キュアハニー。
キュアハニーこと大森ゆうこはとにかく「食」を愛してやまぬキャラクターで
美味しくご飯を食べる為に腹を空かそうと走りこんだりしています。
放送時は面白くて可愛いキャラクターだと思って観ていましたが
冷静になって考えると、この「可愛い」は自己投影の対象となる「女の子の憧れ」とは違うかなぁ…うーん
サイアークに侵略されゆく地球で「世界中のみんながご飯を美味しく食べる事」を守る為に戦っていた慈愛の戦士キュアハニーですが
自分の正体を数か月も出し渋ったり、(理由:恥ずかしくてなんか言えなかった)
無断で他国のサポートに行ったりと…
超マイペース系キャラなのか…おおらかに高みから見物してる達観系キャラなのか…
設定と行動が食い違っているというか、キャラクターに分かり易いスジを1本通して欲しかったかも。
最終的に何を考えているかよく分からない子になってしまったような…。
というか、キュアハニーは主人公の友人というプリキュアとしては珍しくもなんともないポジションなのに
何故に声優さんをひた隠しにしたり謎のプリキュアとして取り扱われていたのでしょう?
結局大した理由でもないし、正体も自分から申告するし、別にキュアハニーが謎のプリキュアである必要性は無かったと思います。
この辺の違和感は拭えないですね。ハピプリの序盤のテンポが悪さの要因の1つになってしまった感じがします。
このバトンを4月にリリースしたかったからとか、そんな理由だったら嫌ですね
4月は毎年新アイテムがリリースされているので可能性はゼロではないような…
玩具の為に登場を遅らせた事が要因で玩具が売れないって…悪循環。
個人的にハピプリの玩具のデザインコンセプト自体は歴代のプリキュア玩具の中でも結構好きな方ですね。
液晶もないし変なゴテゴテ感もないし…ただ仕上がりがちょっと手抜きっぽいな~と…
商業成績が悪かったという事が決定的なシリーズなので
需要もあんまり無いとは思いますが1年遅れで少しずつ紹介していきたいです。ハピプリ玩具。